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類型?V−合併により達成しようとした目的に着目、となっている。特徴的なものをあげると、類型Iでは、市が周辺の町村と行った合併が105で一番多く、町村同士で市制施行を目指した合併14。類型?Uでは、地方中核都市が行った合併56で、続いて大都市周辺の市町村が行った合併が40、町村のみが行った合併は20。類型?Vでは、広域市町村圏の中心市が行った合併が64で、続いて都道府県所在地が周辺市町村との間で行った合併36,市制施行目的と町村規模拡大目的が各々14となっている。本稿との関係で注目してもよいのは、第1に市を中心とした合併が多いこと、第2にその中でも県庁所在地と10万以上の中核都市および広域圏の中心市のが係わることが多いこと、第3に市が含まれない町村だけの合併は少ないことである。
6)秋吉豊利「広域連合の事例紹介」『住民行政の窓』1996年8・9,No,160,21頁。
7)秋吉、前掲、30頁。
8)秋吉、前掲、28−29頁。
9)秋吉、前掲、29−30頁。
10)秋吉、前掲、30頁。

 

 

 

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